
そこそこ映画は見ている方だと思うのですが、食わず嫌いでタランティーノ作品は敬遠していたのですが、「イングロリアス・バスターズ」で今回初、タランティーノ作品だったのですが、本当に面白かったです。
ナチス親衛隊のランダ大佐に家族を殺されたショシャナの復讐が軸にあり、それと並行して、アルド大佐(ブラッド・ピット)率いるバスターズ達に、ナチスのプロパガンダ映画のプレミアム上映会で、ナチスの幹部全員が集まるということで、暗殺の命令が下ります。
そしてプロパガンダ映画の主役であるフレデリック狙撃兵が、ショシャナに一目惚れしてしまったため、ショシャナが譲り受けた映画館が急遽プレミアム上映会の舞台となり…、果たしてショシャナの復讐は成功するのか?バスターズ達は任務を遂行できるのか?
この映画の面白いところは、ショシャナを含めバスターズや、スパイ兼人気女優のブリジットの正体がいつバレるのか?最後までハラハラさせられます。まさに一級のサスペンス映画です。
全体的に、往年の戦争映画を思い起こさせる演出ですが、音楽や効果音も強くナヴァロンの要塞などを意識した音作りがなされています。リアリティよりも、どことなく古い音づくりを意識しており、当時の映画の雰囲気を出そうとした跡が感じられます。
映画をみるなら、ぜひ迫力のある音で御覧ください。小型でも映画館並みの迫力のある音を聴くことが出来ます。
それでは良い音をお楽しみください。