
ライアン・ジョンソン監督の個人的なイメージは、「スターウォーズ/最後のジェダイ」でトリロジーの2作目にも関わらず、単体で見ればまだしも、それまでの設定やお膳立てを無視し続編を作れないシナリオにした監督という、ネガティブなものでした。
とは言え、「ナイブス・アウト/名探偵と刃の館の秘密」はオーソドックスな探偵ものの雰囲気で、ダニエル・クレイグは007シリーズでも非常に好きな俳優さんなのと、ネットフリックスのおすすめでもあったので見てみました。
ミステリー好きの方になら迷わずオススメできる快作です。
世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが彼の豪邸で開かれた。その翌朝、ハーランが遺体となって発見される。依頼を受けた名探偵ブラン(写真中央)は、事件の調査を進めていく。莫大な資産を抱えるハーランの子どもたちとその家族、家政婦、専属看護師と、屋敷にいた全員が事件の第一容疑者となったことから、裕福な家族の裏側に隠れたさまざまな人間関係があぶりだされていく。
面白い点としては、専属の介護士マルタ(写真右)は嘘をつくと気分が悪くなり吐いてしまうという設定です。専属介護士でありハーランと友人でもあったマルタは、もっともこの家族達の関係を理解し秘密に近いところにいるのですが、彼女もまたブランに知られたくない秘密を抱えており、それを嘘をつけない体でどうやってブランを欺くのか?が見どころの一つとなっています。
最後はあっと驚く展開がまっており、非常に楽しめました。
この映画はライアン・ジョンソン監督自身の脚本だそうですが、ぜひ名探偵ブランシリーズとして続編を作ってほしいと思います。
音に関して特筆すべき点はないというより、やはりミステリーは謎解きに気を取られてしまいますし、音が重要なお話でもないので、可もなく不可もなくという感じです。
それでは良い映画をお楽しみください。
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