
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『スパイ映画かと思ってみていたら、いつのまにか戦争映画になっていた』な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…以下略
とでも言いたくなるような激しい戦闘シーンが特徴の「マイル22」のレビューです。
ハリウッド映画でもいまだに薄い板を背にして身を守るシーンがありますが、今どきの銃器だと貫通して死んでるんじゃないか?とツッコミたくなる貴兄におすすめの映画です。
冒頭のテロリスト鎮圧ミッションから、ハイテク機器を正しく使ったリアリティのある戦闘に息を飲みます。ドローンを使って遠方の司令部に映像や各種センサーの情報の送信、戦闘員のバイタルチェック、それらを総合的に判断した司令部からの司令を正確に遂行するエキスパート達、正に現代のプロフェッショナルという感じの映像は、嘘くさいハイテク機器を使ったどこぞの〇〇・インポッシブルとはひと味もふた味も違います。
ここまでは素晴らしいのですが、主人公(マーク・ウォールバーグ)がブラック企業の社長も真っ青のクソ野郎で、とんでもなく優秀だけど、とても好感のモテるタイプではないことがマイナスポイントでしょうか?でも、ああいうミッションをこなしていける人はこういう人なんだろうなとは思います。
でも、マーク・ウォールバーグってこういう凄い優秀なスナイパー的な役って多いですよね。とても「テッド」と同じ役者さんとは思えません。
後半、鍵を握る人物を空港まで送るミッションがあり、その距離が22マイルということでタイトルが「Mile22」なんですが、この間の戦闘が激しいこと!ほぼ戦争映画です。ネタバレは避ける方針なので後半に関しては是非ご覧になってお確かめください。個人的には続編を見てみたいと思いました。
音の評価ですが、後半のシーンは辛いんじゃないかとも思いましたが、全くの杞憂でした。BASSONICでほぼ戦場の雰囲気が味わえます。爆発音などが凄いので、マンション住まいの方はくれぐれもボリュームを控えめにしてください。
サラウンド感も素晴らしく、四方八方から敵が来る感じを楽しむことが出来ます。
映画やドラマの戦闘シーンがぬるく感じる方におすすめの映画です。
それでは良い音をお楽しみください。