
BASSONICで聴く映画 第31回目は、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン」です。現在(2020年8月8日)、再上映中ということで取り上げました。今回もNetflixで視聴いたしました。
コメディアクション映画です。今回初見だったのですが、ハートブルー、バッドボーイズ2バッドを見ていると、もっと楽しめたのかなとは思いました。というのも、基本的に様々な映画のパロディが散りばめられてはいるのですが、個人的にツボを突かれることもなく、後半の銃撃戦までさほど楽しめなかったからです。
ストーリーは、ロンドンの首都警察で優秀な警官だったニコラス・エンジェル(写真右)は、その優秀さと堅物すぎる性格故に左遷されてしまう。左遷先のサンドフォードでは、やはりロンドン同様に働こうとするものの、のん気でいい加減な同僚たちと馴染めずにいた。しかし不自然な事故が起こり、ニコラスは唯一の理解者である同僚のダニー(写真左)とともに、サンドフォードの闇に立ち向かっていくのであった。
という感じで、刑事映画の定番、バディ物ではあります。ニコラスはその真面目さ故に、ゆる~い田舎町では敵を作りやすいというのはわかるのですが、特にサンドフォード警察署では悪意を向けられすぎていて、個人的には辛かったです。それをカバーするのがダニーなのですが、いかにも署長のダメ息子って感じでアテにはなりません。最後の銃撃戦では、それまでダメダメだったダニーも頑張ってくれます。
音の方ですが、やはり最後の銃撃戦に音のピークが来ます。
真面目な刑事物ほど、鮮度の良い音が入っているわけではありませんが、かなりの迫力の音が入っています。BASSONICであれば大迫力の音を楽しむことが出来ます。
ハリウッドの刑事映画のパロディーなので、そういった物が相当好きな人向けの作品だと思います。
パロディの元ネタがわからなくても楽しめるようにするのは、コメディの基本だと思うのですが、その点は残念なところでした。
それでは良い音をお楽しみください。