
「遠い空の向こうに」それほどメジャーなタイトルではなく、お話も地味めですが、とても良い映画なのでぜひ紹介させてください。宇宙兄弟好きな方なら、ピコとビンスとリックのトリオの話を知っていると思いますが、あの元ネタの映画です。
Netflixで先日配信されたので視聴しました。日本ではDVDでしか販売されていなかったので、画質・音質ともに配信のほうが断然上です。
あらすじ:人類初めての人工衛星スプートニクが打ち上げられ、世界中の人々の関心がそれに関心を持っていたころ、主人公ホーマーの住む片田舎コールウッドの炭鉱でも、多くの人が夜空を見上げてスプートニクを見ていました。
ホーマーは空を飛ぶスプートニクを見たとき、ロケットを作ろうと決め、中の良い二人の友達と変わり者のクエンティンと一緒にロケットボーイズを結成、ロケットを作り飛ばそうと決めたのでした。
ロケットづくりは難航し幾多の失敗をしましたが、ようやくロケットが成功と言える距離を飛ばせるようになった頃、ロケットが落ちた付近で山火事が起き、それがホーマーたちのせいにされてしまします。
苦手な数学を克服して、クエンティンの協力も得てロケットの軌道を計算し無実を証明し、サイエンスフェアに出場。見事ホーマーのロケットはサイエンスフェアで優勝し、ホーマーたちは大学の奨学金を得たのでした。
ホーマー氏は実在のNASAのエンジニアで、その伝記小説が元になっています。炭鉱しかしらない父親との確執、ホーマーの挑戦を暖かく見守るライリー先生、閉鎖されゆく炭鉱と偏見の中で頑張るホーマーたちのドラマが感動を呼びます。
- 20年以上前の映画ですが、音質は良く、小さいながらもロケットの飛翔音もなかなか迫力があります。
- この映画のテーマ曲のバイオリンも非常に美しく、聴くたびに郷愁を感じます。BGMの楽曲の音質は全体的に良く、楽器の音がきれいに分離して聞こえます。
- サラウンドもそれほど凝ったサウンドデザインではありませんが、車やロケットの移動感も良く出ています。
本当に良い映画で、何度見ても感動します。未見の方にはぜひオススメいたします。
それでは良い音をお楽しみください。