BASSONICで聴く映画 第12回(キングダム)

BASSONICで聴く映画 第12回(キングダム)です。以前の記事で日本映画は外国映画に比べて、映像と音をもう一つ頑張って欲しいと書きましたが、キングダム、なかなか頑張っています。いつもはNeflixで視聴していますが、今回はAmazon Primeでの視聴です。

 

配信サービスによっても音質/画質、そしてUIの使い勝手は異なります。私見ですが、Netfixが流石に王者の貫禄でUIの使い勝手、音質/画質面も一歩リードしている感じがします。次点はAmazon Primeですが、見たいシーンまでスキップするのがFire stickでは難しく、UIの改善を切に願います。

 

説明不要の大ヒット漫画「キングダム」の実写映画です。漫画原作の実写化と言うと数々の残念な作品が思い浮かびますが、「るろうに剣心」、「銀魂」など実写化に成功している例もチラホラあります。「キングダム」の実写化と聞いて心配された方も多かったとは思いますが、今回は見事な成功と言えるんじゃないでしょうか?

まずはメインキャストである山崎賢人、吉沢亮。この二人はそれぞれ信と嬴政の役柄を見事に演じていたと思います。特に吉沢亮は一人二役で漂と嬴政という、立場が全く異なるキャラクターを演じ分けており、そこにいるだけで王族の雰囲気が漂う嬴政と、信の無二の親友・漂の演じ分けがとても良かったです。

山崎賢人演じる信の方は、原作通りの現実離れしたアクションを見事に演じきっていました。ハリウッド大作でも苦笑してしまうレベルのワイヤーアクションが散見される中、さほど違和感のないアクションシーンに仕上げたのは見事だと思います。

あと印象的なのは、大沢たかお演じる王齮です。アジア人にそうそういる体型ではないゴツい体を作り上げ、そこに居るだけで他を圧倒する雰囲気がよく出ていました。

 

さて、肝心の音の方ですが、本作は騎馬の大群や、数十人単位の戦闘シーンなどもあり、小型スピーカーだと迫力不足になるというのが普通ですが、BASSONICの再生能力であれば、ほとんどの音は再生可能です。

  • 最初の王齮の騎馬勢も、劇場の音と比べると気持ち軽めの音となってしまいますが、十二分に迫力のある音が鳴ってくれます。
  • 今作のサウンドデザインは迫力重視というよりも自然な音重視の方向性なのだと思いますが、殺し屋 朱凶は、いかにも漫画的なおどろおどろしいキャラなので、もっと音の演出をしてほしかった感じがします。例えば、もっと低音を効かせたBGMをいれてちょっとホラーっぽい雰囲気をだすとか、「鬼滅の刃」のように剣戟の鋭い金属音をいれるとか、そうしたメリハリが欲しかったです。
  • 王城での戦闘シーンも特に低音不足になるようなこともなく、迫力のあるシーンを楽しめます。ラストの王齮が鉾を振るうシーンも、この映画で最も音を盛っているシーンではありますが、あの迫力のある低音がでており、カッコイイです。
  • 最後のONE OK ROCK「Wasted Nights」は、もう少し音質が良いと完璧なのですが、Spotifyでサントラを聞いたときほどの音は出てないのが残念です。

 

いかがでしたでしょうか?続編制作の発表もされ、こちらも楽しみです。音の演出が足りない文は次回で上回ってくれることを期待します。また、これをきっかけにさらなる日本映画の発展を期待しています。

 

それでは良い音をお楽しみください。