BASSONICで聴く映画 第10回(ジョーカー)

BASSONICで聴く映画 第10回目となりました。先日Netflixで「ジョーカー」が配信されたので、これしか無いだろうと、「ジョーカー」をレビューいたします。

 

私はクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」が大好きです。ヒース・レジャー演じるジョーカーの鬼気迫る演技がたまりません。ホアキン・フェニックス演じるジョーカーは、それとはまた異なりますが、こちらも凄まじい演技と言うか、もはやジョーカー本人が演じているかのような狂気を見せています。

 

全てがジョーカーの妄想なのか、それとも実際にあったことなのか、様々な考察がなされている本作のストーリーですが、音に関しては非常にリアリティのあるサウンドを実現しています。今回はストーリーに沿って音を見て行きたいと思います。

 

  1. BGM
    この映画全体に言えることですが、本来であれば小型スピーカーには厳しい非常に低い音が多いです。
    JOKERのタイトルが出る辺りで重いチェロとドラムの音が流れますが、BASSONICの限界を引き出すかのような、濃厚な低音が鳴ってくれます。

  2. マレー・フランクリン登場
    マレーの登場シーンは、自分が会場の観客に拍手されているかのような包囲感があり、更にトランペットとドラムの音が心地よく鳴り響きます。

  3. 銃声
    アーサーがジョーカーに堕ちていくキッカケとなる銃ですが、これの音も非常にリアルで、アーサーが倒れてしまうのも仕方ないというくらいの迫力のある音がします。

  4. ソフィーのストーカー
    同じアパートの女性ソフィーがオフィスに入っていくまでをストーカーするシーンのドラムの音が凄まじいです。BASSONICは小型スピーカーなのですが、大型スピーカーで鳴らしているかのような音がします。

  5. 地下鉄~逃げるシーンまで
    この辺りになってくると、もはや劇場で聴いているかのような錯覚すら覚えますが、地下鉄の音の臨場感、アーサーがトンネルを走り抜けて行く際の音の移動感、トイレに入ったときのチェロの低音。どれも素晴らしいです。

  6. 現実のソフィー(或いはアーサーとの決別)
    ストーリー的には5から少し飛びます。アーサーがこれまでのソフィーは自身の妄想だったと気づくときの太鼓の音が本当に怖いです。そしてそれに続く重低音は、アーサーと決別しジョーカーとなることを受け入れる意味が込められているのだと思いますが、まさに悪魔の誕生とでも言うかのような凄まじい音で、流石にBASSONIC の限界を超えており若干箱鳴りが起きます。正直スピーカーの製作者としてはここまで低い音が鳴るとは思っていなかったので驚いています。

  7. パトカー~暴動
    「White room」が流れるシーンです。この曲もいいです。そしてパトカーにいても聞こえる暴動の音のリアリティ、パトカーと車の衝突シーン、どちらも非常に良い音が収録されているのがわかります。

如何でしたでしょうか?、音に関して本当に凝っている映画で、上記に出てきていない楽曲もどれも素晴らしく、暴力シーンに抵抗のない方は一聴の価値のある映画ですので、是非ともBASSONICでお聞きいただきたい作品だと思います。

 

それでは良い音をお楽しみください。