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BASSONICで聴く映画 第7回(アメリカン・スナイパー)

BASSONICで聴く映画 第7回は、クリント・イーストウッド監督の実在の軍人の話をベースにした「アメリカン・スナイパー」です。クリント・イーストウッド監督の作品は、「凄い」と思わされるのと同時に、二度は見たくないと思わされることが多いのですが、今回もやっぱりそういう方向性でした。

 

戦争映画は嫌いでは無く、そこそこ見るのですが、さすがに子供を撃つシーンとか、"虐殺者"がアレするシーンとかキツイものがあり、受け付けられない人には徹底的に受け付けられない映画だと思います。

 

とはいえ音は素晴らしいので、ご紹介したいと思います。

BASSONICはステレオスピーカーですが、この映画のサラウンド感は素晴らしく、アメリカン・スナイパーのタイトル通り、銃撃戦のシーンがたくさん出てきますが、それぞれの銃弾がどちらの方向から来たのか、ハッキリと分かります。

映画の前半で、ライフルの射撃訓練のシーンがありますが、そこでも狙撃手が右から左へ少しずつ移っていくのが分かるほど、サウンドデザインは練られています。

 

また戦車やヘリの音も、サブウーファー無しでも十分なほどの低音が出ており、これで「コールオブデューティー」のようなfpsをやったら凄いだろうなと思う程でした。

 

アメリカ人から見れば比類無き英雄でも、他国の人間から見ればそうでは無いわけで、クリント・イーストウッド監督は、淡々と描くことで現実を突きつけてきます。

 

それでは良い音をお楽しみください。