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BASSONICで聴く映画 第6回(ラ・ラ・ランド)

BASSONICで聴く映画 第6回目、そろそろミュージカル作品をご紹介したく、「ラ・ラ・ランド」を選びました。

今作に関しては説明不要かと思いますが、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演のラブストーリーのミュージカル作品です。公開当時アメリカでは”史上最高の映画”と評されるほどのフリークを生み出した大ヒットミュージカルです。

 

オープニングは”アナザー・デイ・オブ・サン”のダンスシーンで始まりますが、この曲の最後の方のトレーラーを開けた後に出てくるサンバのドラムが最高で、ノリノリにさせてくれます。次にエマ・ストーンのパートの”サムワン・イン・ザ・クラウド”で、4人のメンバーが揃って車に乗るまでの旋律は、「ラ・ラ・ランド」をイメージする旋律の一つで、聞いているだけで幸せになるようなエネルギッシュな曲ですが、音のキレが素晴らしいです。

そして、ライアン・ゴズリングのピアノ、”ミアとセバスチャンのテーマ”も繰り返し流れますが、最初の不機嫌なセブのときと、最後に流れる時とは弾き方が全く違い、最後のピアノでは思わず涙してしまうような繊細な表現をしているのですが、BASSONICはそんな繊細な表現を描ききります。

 

「ラ・ラ・ランド」といえば、ライアン・ゴズリング以外のジャズシーンも素晴らしく、サックス、トランペット、ピアノ、トロンボーンも生き生きとした演奏を奏でてくれます。

ラブストーリーだけ見ても素晴らしい作品ですが、良い音で聴けば、よりセブ(ライアン・ゴズリング)の気持ちが理解できると思います。ジャズ好きの方も、そうでない方も是非御覧ください。

 

それでは良い音をお楽しみください。